SRFI-5はletの拡張SRFIです。正直使ったことない上に、Sagittariusでは0.5.2になって(ほぼこの紹介記事を書くためだけに)サポートされたものだったりします。なので、ちょっと触ってみたレベルで紹介記事を書きます。
このSRFIは既存のlet、特に名前つきletの拡張を行います。具体的には新しいフォームとオプショナル引数を受け付けるようになります。具体的には名前付きletが以下のよう
(import (srfi :5))
(let (loop (i 0))
(when (< i 10)
(display i) (newline)
(loop (+ i 1))))
loopの位置が束縛の先頭にはいるという感じです。(正直、僕にはエディタの恩恵が受けづらくなるだけに見えるのですが・・・)オプショナル引数は以下のようにして受け取ります。
(import (srfi :5))
(let (loop (x 0) (y 1) . (z 2 3 4))
(if (list? x)
(list x y z)
(loop z x y)))
オプショナル引数は複数個の値がリストにパックされます。また通常のletフォームもサポートされるので、通常の名前付きlet+オプショナル引数という感じでも書くことができます。実際にどういう仕組みで動いているかというのは、マクロの展開形を見ると分かります。
((letrec ((loop (lambda (x y . z)
(if (list? x)
(list x y z)
(loop z x y)))))
loop) 0 1 2 3 4)
納得の展開結果ではないでしょうか?とりあえず触った感想なのですが、名前付きletにオプショナル引数がほしいという場合は使えるのではないでしょうか。個人的にはそういったケースは非常に少ない(もしくはない)ので多少適当な紹介になってしまった感があります。
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