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2023-10-02

転職して一ヶ月で異動、または履歴書に前職の経歴を書く功罪

転職して一ヶ月で異動になった話。ちょっと個人的にツボったので後で振り返るように書いておく。


2023年9月から銀行Iで働くことになった。前職である銀行Rではオランダで最も使われているペイメントスキームの一つであるiDealのメンテナンス及びメジャーバージョンアップに多大に貢献した。当然ではあるが、履歴書にそのことを載せていた。ちなみに、銀行Iはオランダ最大手の銀行かつ銀行Rの競合他社であるが、iDealのメジャーバージョンアップ(以降iDeal 2.0)において銀行Rの後塵を配していた。自慢になるが、銀行RがiDeal 2.0において他の追随を許さない勢いで成功を収めたのは、僕の功績が大きい*1。ちなみに銀行Iに転職する前の面接では一応そのことを仄めかしていたが、大きくは取り上げなかった。個人的にiDeal 2.0に関わりたくなかったし*2


転職直後の月曜日に別のチームのマネージャからなぜか「coffee catch up」というタイトルのミーティングが飛んでくる。そして、その直後のマネージャから同様の招待がその前日にスケージュールされる。ぶっちゃけ、なんだこれ状態に陥る。よくわからんなぁと思いつつ、マネージャからの話を聞くと、

  • iDeal 2.0を仕切っているマネージャからであること
  • 要は引き抜きを行いたいということ

という話であった。いや、まだ開発環境のセットアップすら終わってませんが。銀行Rを辞める直前くらいに元同僚と、銀行IはiDeal 2.0で悲惨な結果を残したからうっかりすると引き抜かれるんじゃね?みたいな笑い話をしていたのだが、これが冗談でなくった瞬間であった。


っで、当日のミーティング。基本的には顔合わせみたいな意味合いだと言われて臨んだのだが、そもそも別のチームのマネージャと顔合わせを自分のマネージャより前にするとか今までやったことないよなぁ、と思いつつ話を聞く。要点は、まぁ上記にプラスしてEPIのチームが結成されるがどう?みたいな話。iDeal 2.0には難色を示しつつ、EPIは興味あると答える。実際興味あるし。この時すでに、半々くらいでiDeal 2.0を手伝ってほしいみたいなことを言われる。いや、まだ開発環境すら…


一週間後、部長みたいな地位の人と顔合わせさせられる。この時点で異動ケテーイ。ぶっちゃけ笑うしかないスピード感。この時に、どうやら7、8月に既に取り合いが発生していたという話を聞く。どうも、僕の履歴書をiDeal 2.0やらEPIやらのマネージャが見たらしい。そして、銀行Rでの立役者ならこっちでも同じことやってほしいみたいな話になったとかなんとか。


その後、マネージャとフィードバック面接をした際に、前職の経歴が履歴書に載せてなかったらという無理ゲーな不満を言われるなどされる。いや、それなかったら多分歯牙にもかかってないと思うの。ちなみに、チームメンバーの一人はこの決定に大激怒で、これが続くなら辞めるとまで言っている。色々秘密裏に行われた感じはあるから、わからんでもない。


*1: なんだけど、当時のマネージャは全くそれを認めずあまつさえ、僕いなくてもいいんじゃね?という扱いをしてくれた。これが決め手となり転職を決意。ぶっちゃけ、どんなけ功績立てても評価(主に給料アップとか)されないならいる意味ないしね。

*2: 24/7かつ稼働率99.5%が義務付けられていたので、結構夜中の電話とかくらうのですよ。

2018-05-16

あるソフトウェア開発者の転職経験記

オランダ在住かつマーケット以上の給料をもらっているという前提条件があるので、あまり参考にならないかもしれないが、こんな感じでやったら成功したというのを一応記録しておく。

【条件設定】

転職する際にはなぜ転職したいのかを明確にしておくとゴールが設定しやすい。僕の場合は以下が大きな理由。
  • 今の会社での給料が頭打ちになった
    • 明確に開発者以外の方向にも行くようにと言われた
  • 会社の先行きに不安があった
  • 会社の変革する方向に不満があった
    • 言動不一致というかこれじゃない感が漂っていた(る)
    • 割とゆるい感じだったのが、締め付けられていく感もあった(る)
ここから以下の条件を設定した。
  • 手取りの給料が一緒かそれ以上
    • 今の会社はペンションプランがないので、それがある会社に行くと下がる可能性があった
  • ある程度アジャイルな環境
    • 今更フォーターフォールは嫌
    • せっかく開発者なのだから、なにか目に見えるもの開発したいよね
  • ある程度自由な社風
    • 俺に従え的な雰囲気があると辛い(経験済)
個人的に給料の下がる転職は不可能なので、一番上が一番重要だった。下2つは正直何を言われても入ってみないと分からないというのがあるので、最低でも一つは条件を満たさないとがっかりする転職になりかねないというのもあった。


【応募】

応募するのは基本以下の3つの経路があると思っている。
  • エージェント経由
  • コーポレートリクルーター経由(会社お抱えのリクルータ−)
  • 自前
エージェント経由は便利だが正直あまり良いイメージがない。理由は概ね以下
  • 興味があると言ったものと別のものを出してくる
    • 広告用の募集要項なんだそうだ
  • 必ず電話で話したいと言い出す
    • そんな時間ない(業務時間外でもOKという融通の効くところもある)
  • 希望する給料をいうと第一声が「下げられないか?」である
    • 高いのはわかっているが無理なものは無理だ
  • 転職後一年もするとまた電話してくる
上記が問題にならないのであれば、便利だと思う。履歴書のスクリーニングで落ちる可能性が格段に低くなるのもよい。

コーポレートリクルーターはコンタクトを取ってきたエージェントが希望する会社の人であれば一番よい。LinkedInやIndeed経由でメールが飛んでくるので気になる会社であれば返事をするのがいいだろう。

自前は茨の道であることは否めない。かなりの確率で履歴書のスクリーニングを通過できない。頑張ってカバーレターを書いたのに涙を飲むというのもままある。っが、希望する職にダイレクトに応募できるというメリットもあるので、鉄の心臓を持っている、時間的に余裕がある等頑張れる要因があるのであればこの道を取ってみてもいいかもしれない(ちなみに今回の転職はこれだった)。

【面接】

履歴書のスクリーニングを通過すると面接がある。会社によっては電話だったりスカイプだったりするが、そこまでの大差はない。いきなり課題を出す会社もあるが、プロセスの一環なので気にしない。昔から面接では苦労した記憶がないので、ここまで来るとオファーがもらえる確率が50%くらいという気持ちになる。面接では大抵以下のことが聞かれるので、適当に納得できそうなものを用意しておくといい:
  • 自己紹介(経歴等)
  • なぜ転職するのか
  • 自慢したい直近の成果
相手の会社について事前に調べる必要があったことはない。ほぼ100%面接の場で事業内容等を説明してくれる。質問があれば都度すればよいし、多分した方がよいと思われる。テクニカルな面接でない場合はコミュニケーション能力を計っている場合が主なので、無言の方が印象が悪いと思われる。(知らない単語が出てきたら、「なにそれ?」くらいの質問でいい気がする)

プロセスは前後することがあるが、面接の後は大抵課題が与えられる。課題は経験上以下の2種類がある:
  • 面接官付きの短期決戦型
  • お題が与えられる長期戦型
これらは見られているものが違うので注意しないと行けない。短期決戦型の課題はアルゴリズムに対する知識が問われるのが主なので、以下のトピックを習熟しておけば怖くない:
  • グラフ操作(BFS、DFS等)
  • ソート
  • 探索
  • ビッグ・オー記法
大抵の場合は上記の組み合わせまたは変形でなんとかなる。普段からHackerRank辺りで遊んでいるといいかもしれない。面接者は(おそらく)実際のコーディングの様子、問題解決のプロセス等を見ているので、思考を口に出すと割と喜ばれる。

長期戦型はあるトピックに対してのフルアプリを作成することが多い。短期決戦型と違って何が出てくるのか予測がつかないが、大抵4時間から1日くらい費やせば完了する程度の規模なので、週末を使ってじっくり取り組めば問題ない。短期決戦型と違い、デザイン、データ等実践的な解決を見られるので妥協しないで頑張った方がよい。(テストカバレッジ100%とか含む)

課題を無事通過すると、第2面接か、次の交渉のステージになる。第2面接は大抵課題の解決方法の理由を聞かれたりする。真面目に取り組んでいれば問題なく答えられるはず。

【交渉】

ここまでを無事通過するとサラリーの交渉になる。エージェントを経由する場合はこのステップはエージェント経由になるので、直には経験しないかもしれない。

人によっては現在の年収等を聞かれるのは好きではないかもしれないが、馬鹿正直に答える必要はない、自分が望む額を適当に言えばよいのである(今回ペイスリップを求められたが断った)。そうは言ってもあまり高すぎると向こうの予算オーバーになるので、適当に調節する必要はある。今回は現在の月収+€200くらいで答えたりした(前々回が+€400で前回は+€700だったかな、今回は今の会社を早く去りたかったというのもある)。基本的にここは交渉の場なので、向こうがそれでは高すぎると判断すれば下げられないか聞いてくる。もちろん、下げる必要はないし、ダメならオファーが来ないだけである。交渉の余地がない場合もあるので、その場合は金額と仕事内容で判断すればよい。僕は気長にやれば希望金額より上を出す会社もあるということを知っているので、大抵断ったけど。

交渉がまとまれば晴れて契約。ちなみに、ここまでは現在の会社に内緒で行う必要がる。契約書にサインしたら辞意を伝えればよい。

【その他】

ここからはオランダのソフトウェア開発者市場のみに当てはまるものの可能性があるので、あまり参考にならないかもしれない。

【職種】
今回の転職活動でSI/コンサル系の大手からもオファーをもらったのだが、えらくしょぼかった。もし次があった場合はSI/コンサル系は外した方がいいだろう。元々好きでもないし。そう言えば、あの会社は課題的なのなかったな。あんまり技術を売っていないのかもしれない…

【大手ホテル予約会社】
向こうから連絡してきて、アポ取れと言われたので取ったのだがシカト食らった。なんだったんだろう?(単なる愚痴)

【向こうの予算】
オランダはよくソフトウェア開発者不足と聞くが、給料はあまり高くない気がする。リクルーターに現在の年収を伝えると次から大抵連絡が来なくなるという現象が多発した(コーポレートリクルーターなら予算外と言われたり)。

まとまらなくなってきたので終わり。

2018-02-26

多言語を扱う際のメンタルモデル

NetflixでDeath Noteを見ていた際に「L is dead」というメッセージが見えた。Lが実際に死んでからしばらく時間が立っているので、実は他にも「L is alive」等のメッセージが存在し現在のLの状況を伝えたという感じだったのだろうか。

「Death」「die」「dead」は全て英語で死を表すがそれぞれ、名詞、動詞、形容詞(または副詞)になる。北斗の拳の有名な台詞の一つである、「お前はもう死んでいる」は英語にすると「You are already dead」になる(と思う)が、「You are dying」 にはならない。もし上記のLの死亡を伝えるメッセージが、Lの現在の状態を表すものではないのであれば「L has died」の方がいい気がする。

形容詞としての「dead」対応する日本語の単語は存在するのだろうか?形容詞として「死んでいる状態」を表す単語というのを実は知らない。複数言語(といっても三つだけだが)を扱えるようになると、言語Aにはあるが言語Bに対応する単語がないということがままある。例えば「おにぎり」をずばり表す英訳や蘭訳はない気がする。逆に、蘭語の「beleg」のズバリは日本語にない気がする。(そういえば「忖度」という言葉の訳はドイツ語にズバリで「vorauseilender Gehorsam」とか「unausgesprochene Anweisung」とかいうそうだ。)

多言語を扱う際にはこういった「ある言語にはある概念」を扱う必要がでてくる。二言語だと言語Aで考えて言語Bに翻訳するみたいになる気がする。これが面倒になると最初から言語Bで考えるという風になる気がする(余談だが、この状態になると、酔っ払っていても言語Bで会話できる)。僕はこの状態で言語Cが入ってきた。言語Cの習熟度は他の二言語に比べると遥かに低いのだが、不思議なことに言語Cで話しているときは言語Cで考えているのである(もちろん、足りていない部分は先の二言語で補っているが)。これは一体どういうことなのだろうか?

思考という部分は置き換え可能なパーツでできているとすると割と理解できる動作なのかぁという気がする。脳内モデルが「入出力-思考-抽象概念」みたいな三層でできているとするのである。二言語を扱っていた最初期では「思考」の部分が母語になっていたが、これが徐々に第二言語に置き換えることが可能になった。そして、新たに覚えた言語は基本的な部分ができるようになると、置き換えの動作がスムーズにいき、習熟度が低くても置き換えられるようになったと仮定できる。

なんかこういったのを何度もブログに書いてる気がするなぁ、なんでだろ?自分のメンタルモデルを言語化するのが好きなのかね?

2018-01-02

謹賀新年

年末年始を病院で過ごしていたのでいわゆる「今年を振り返って」みたいなのが書けなかった。(僕自身が病気ではないです、後は察してください)

昨年はいろいろあって、一年が長かったのか短かったのかよく分からない状態である。少なくとも去年の1月に何をしていたのかは全く思い出せない。引っ越しがあったのでそれに記憶の大部分を取られている気もする。

今年の抱負と目標:
  • ジムに週二で通う
    • 割と毎年言ってるなぁ
  • Scheme関連のブログ記事を週一で書く
    • 習慣にすればなんとか行けるかなぁ
    • 最悪「Sagittariusの中身」とか書きだせば…
  • 今作ってるWebアプリを公開する
    • モチベーションが落ち気味なので宣言しておけば嫌でもやるだろう
あんまり関係ないけど、転職も考えていたりする。完全リモートワークOKならオランダ国外でも問題ないです。

2017-12-17

95%の人は満足するけど残りの5%は不満を持ち得るシステムの5%に入ってしまった件

表題が示す通りなんだけど、そんな境遇に陥った。

今の会社に入って1年半たつのだが、買収があったりして給与システムの大幅な見直しみたいなのがあった。今までは、なんとなく評価された人が昇給されたりボーナスがあったりみたいな超おおざっぱな感じだったんだけど(特に決められたルールがなかった)、スケール制(ランク制?)みたいなのが導入されたり、固定値のボーナス(オランダ的には13ヵ月目ともいう)が導入されたりしてきた。

これだけ見ると改善があって、透明性が増したからいいじゃんなんだけど、導入されたシステムには頭打ち もあって、あるランクで最高額に到達したら昇給が発生しないのである。この状態で昇給するにはランクアップするしかない。僕はこの状態であるという通知を受けた。一応満額まで数パーセントあるように見えるが、微妙な曖昧性があるので、満額と言われてもおかしくない状態。

っで、現状ではランクアップの方法は不明かつシニアエンジニアとして雇われているので、この職責上でこの上ってなんになるんだろう的なのもある。

周りの反応を見るに、この状況にある被雇用者は本当に少数っぽくて、ちょっと話を聞いていただけだと、普通評価でも毎年3~4%の昇給が望めると喜んでいる人の方が多いくらいだった。いままで昇給のルールすらなかったのだから気持ちは分かるが…

このシステムが導入される際に一応プレゼンがあったんだけど、そこで言われたのが、「頭打ちになった際にはランクアップするために別のポジションに着く必要があるが、社内にそのポジションがなかったら社外で探すしかない」という旨の言葉だったりする。こういう状況の人間が発生することは分かっていたうえでのこの発言+特に救済(現状の職責より1ランク高いものを割り当てておくとか)をしなかったのは潔いなと思う反面、いま開発者が去るだけで入ってこない状況を軽めに見てるのかなぁとも思ったり。(もしくは僕は穀潰しとみなされているか、それはそれで悲しいが…)

今週のどこかで昇給についての面接があるらしいので、ランクアップの可能性があるのかないのか聞かないとなぁ。可能性0ならしょうがない、次の職場をまじめに探すかねぇ。

2017-06-16

ITエンジニアと給料

Twitterで米国で働くといい給料がもらえる云々の呟きを見た。米国におけるITエンジニアの給料が破格に高いのはまぁ周知の事実として、正確にどれくらいの差があるのかというのはあんまり考えたことがなかった。以前Amazonからもらったオファーは米国なら13万ドル、ルクセンブルグなら7万6千ユーロだったので、単純に2倍弱くらい離れてるのかなぁと思っていた。(正直どうして蹴ってしまったんだと今でもたまに悔やむが、トランプ政権とか見ると行かなくて正解だったのかなぁとも思っている。)

例が一つというものどうかなぁと思ったので、欧州と米国の関数型言語求人に特化したサイトを覗いてちょっと比較してみた(ずいぶん前に登録してた)。
LevelUSEU
Senior$150k-200k€60-75k
Full stack$100k-150k£45k - £60k
Junior$120k£35k - £45k
フルスタックがシニア以下とか、通貨が違うとかはまぁ置いておいて、ぱっと見2倍以上の差はあるのかなぁと。(米国のジュニアはプログラマではないので微妙)。

上記のEUはドイツか英国なんだけど、英国は一応最大で£120kの募集要項もあったので、探せばなくはないかなぁ。

ザクッと要求するスキルを見るとだいたい同レベルのことを求めているので、やれることが同じなら米国の方が2倍くらい給料がいいということにはなる。

物価とか保険とか税金とかどれくらい生活コストがかかるのかは知らないけど、単純に見れば英語ができてチャンスがあるのであれば現状欧州出て米国に行った方がよい給料がもらえる。個人的に気になるのは、欧州はいくらか世界規模のサービス展開している企業があるのに(僕の前職もそう)給与水準は低く抑えられているという点と、ITエンジニアはかなりの奪い合いなんだけどそれに見合った報酬という感じはしないところかな。前にも書いた気がするけど、ヘッドハンターに現状より年間で5千ユーロは高くないと嫌だというと説教食らうところとか(これはオランダだけかもしれんけど)。

いろいろ書いたけど、欧州もそれなりにしょっぱい感じです。オランダ限定なら間違いなくしょっぱいです。

2017-01-31

一移民として

オランダに移住してそろそろ8年になる。移民の定義的(Wikipediaが正しいかは知らんが)には移民で問題ないだろう。

大統領令

さて、一移民として最近ニュースサイトから目が離せないでいる。もちろん今を賑わす時の人、第45代アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏関係のニュースである。先日あった特定7カ国籍を持つ人のアメリカ入国拒否には大きな衝撃を与えられた。
なぜこのニュースが大きな衝撃になるのか疑問に思うかもしれない。ニュースサイトの論調はともかくとして、傍目から見ればテロリストの抑止にも見えなくない(それにしても、ビザを持っているのに入国できないという事実があったことには目を瞑る必要はあるのだが…)。一移民の視点、少なくとも僕個人の視点、から見ればこれは移民排斥の第一歩に写った。

トランプ氏は就任式の際に「アメリカ第一」と唱えている。
それと同時に大統領選挙の際のスピーチにいくつか人種差別的な発言もある。
これらのニュースから導き出された僕個人が描くトランプ像は白人アメリカ主義者というものになっている。

この「アメリカ第一」と個人的なトランプ像から、先日の大統領令はある種の試金石的な位置づけにあるのではないかと思っている。つまり、テロリスト排除という錦の御旗を掲げることでどれくらい潜在的な人種または宗教差別を隠せるか。そこから発展させて最終的には白人主義に持っていく道筋を建てようとしたのではないか。

ここまで来ると偏執病ではないかと思わなくもないが、過去にナチが存在したという事実もある。あまり考えたくないが歴史は繰り返されるものであるのであれば、ナチズムが再び起きることもありえなくない。

対岸の火事?

事件はアメリカで起きているのだ、オランダに住む僕にはあまり関係ないのではないか?と思わなくもない。っが、意外にも周りのオランダ人(国籍的に、人種的には違う)的にはトランプの大統領令を歓迎する人もいる。難民に関して言えば、ヨーロッパも難民問題に悩まされている。隣国のドイツからは難民関係の事件が絶え間なく流れてくる。
また、割と多数(少なくとも僕の周り)のオランダ人は「中東からくるイスラム系移民は全てテロリスト」と誇張を含むとはいえそれなりに真剣に言っている。

中東移民全テロリスト発言も井戸端会議で話されている程度であればまだ可愛げもあるかもしれない。しかし、それを掲げる政治家がいるとなれば話は多少違ってくる。

Geert Wildersはオランダの反イスラム主義政治家である。現状のところ反イスラム主義だけではあるが、いつ移民排斥になるかは検討がつかない。実際、彼はヨーロッパの難民受け入れ体制に反対している。(もっとも難民の多くはイスラム系なので難民の受け入れに反対なのかは判断が難しいところではあるが…)
また、彼が率いるPVV(Partij Voor de Vrijheid、訳:自由党)は2009年に議席数を150議席中32議席と大きく伸ばしている。(この年はちょうどオランダに来た年で、極右の政党が大幅に議席数を伸ばしたこのニュースはオランダに住むことを不安にさせられた。) 議席を伸ばしたということは、少なくない数のオランダ人が彼の政策に賛同しているということである。それが、反イスラム主義なのか、別の政策に大してなのかはわからないが、賛同者にとって反イスラム主義は問題にならないとも言える。

まとめ

自国を離れていると、こういうニュースには常に戦慄させられる。いつか自分がその対象になる可能性があるからだ。トランプ大統領政権下で何が起きるのか見てみたいという好奇心と、とっとと彼を引きずり下ろして心に平穏を与えてほしいという相反する2つの感情がせめぎ合っている気がする。

2017-01-02

謹賀新年

年末に2016年のことを振り返る余裕がなかったので、新年の豊富とともに振り返ってみんとする。

2016年を振り返る
個人的にいろいろ激動な感があった(感があっただけで激動はしていないが) 。Amazonのオファーをキャンセルしたり、転職したり。Scheme Workshop 2016にも行ったなぁ。10月以降は現職での仕事が忙しかったのであまり何もないけど、Schemeで書いたサービス(と呼べるほどでもないが)を立ち上げたりしたか。

忙しいのと反比例してSagittariusの開発は少し停滞していた感がある。 適当にSRFIを追加した以外は特に目新しい機能もなく、といった感じである。忙しくても身は一つなので割ける時間は減るといった当たり前のことを痛感した年でもあった。

筋トレをすると言ったのだが、蓋を開けてみると志半ばで挫折した感がある。年の後半は特に時間が割けなかった。

2017年の豊富
酉年だから飛躍の年、とか言うつもりはないが、以下のことを通年でしようかなぁと
  • 筋トレ。月水金くらいで30分以上くらい自重トレ。行けたらジムにも行く。
  • ギターの練習。週末くらいで
  • 17時退勤。仕事は二の次くらいの勢いで
  • 本を読む。月一冊くらいは読みたいところ
Sagittarius的には以下をなんとかしたいと思っている
  • OAuth
  • 楕円曲線暗号(RFC6090)
  • R7RS-large対応
  • 日本語ドキュメント
最初の2つは当面という感じだが、下2つはちょいちょいやっていく感じかな。どうせ何かしら見つけて作っていくとは思うけど。

基本的には、なんとかなる、ゆるーくまったり、くらいの気持ちでいこうかなぁと思っている。ということで、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

2016-12-27

Anxiety

I thought I've written exactly the same blog post last year, but I guess I didn't. Maybe I was smart enough not to show this negative feeling.

It's almost the end of year. Every year, I've been thinking the same thing in this season and anxious. That is my skill, in one word. It might also be called my career path, knowledge or experience. I just don't know how I can describe what I'm worrying for.

Since 2004, I've been working as a software developer. There are couple of years of blank periods but most of my career is being Java developer, good or bad. When I started my career, I was just an ordinary newbie who had a bit of programming skill and assigned to the *deadline is already decided* project. Everything was new including somewhat deadline was there but no specification situation, and there were lots of things to learn, like how to capture screen shot and put it into excel sheet... At that moment, struts 1.0 was there and the concept of DI has just come. After 2 years, I quit the first job and became server administrator... sort of.

In year 2009, I've moved to The Netherlands. At that time, I had some blank as a Java developer. So I didn't know when CI is appeared. DI was still there but a bit brushed up. I could use Java annotation instead of writing huge application-context.xml. I still had lots of things to learn, however I just noticed that I was just learning the usage of libraries. If those libraries disappeared in 5 years, then this knowledge is just useless. Luckily, I've met Scheme and started writing own implementation to build some tools I can use on daily routine.

Writing a Scheme implementation gave me lots of challenges. I wasn't a good C programmer, well am still not, though. How function pointer works, how x86 works, how to retrieve stack area information, difference between POSIX and Windows, those were all new for me. I've never read C89 or C99 specification, so I will never be a C expert, but at least now I know where to look at if I need to find something.

If you write an implementation, then you also need to write libraries. Fortunately, or unfortunately, there's not much Scheme code. So I needed to write loads of code. If I see the code written in very first period of my Scheme life, those look ugly. I can't say I understand how Scheme works perfectly and I can write universal beautiful code. All what I know is how to write workable code and at least that works for me. Maybe I can say I also now the basic concept of paradigms which are used in Scheme programming, such as first class object and CPS.

7 years later, I'm still anxious. Maybe I feel like I know nothing essential. I know numbers of libraries and how those works. I know how to implement TLS or other network protocols. But are these essential? I only have vague idea what's essential knowledge is. It should be knowledge that I can use; even if I need to make software with a language I've never used; in the different IT field; after 20 years so on. And maybe I've already known that there's no such thing. And maybe the fact that I knew this reality makes me more anxious.

If I become a high skilled programmer, would this be gone? It might be better not to think about this and just study hard since I know I need to know more.

2016-06-23

価値観の違い

立場が違えば価値観は当然違う。良い悪いという話ではなく、そういうものだと思っている。一時間半に及ぶ最終面接(といって良いのかあれ?)でふと思ったこととをつらつら書いてみる。

現在絶賛転職活動中の僕は今週に1回(今日終わった)、来週に2回とえらい密度で面接が組まれている。別にここまで積極的にするつもりはなかったんだけどタイミング的にこうなった、正直辛い。っで、今日あった最終面接はその会社のオーナーとだったんだけど、なかなか面白い意見だなぁと思った。曰く
  • その会社で絶対働きたいという熱意がいる
    • 会社名のタトゥーをいれるくらいとか
    • 40時間越えて働いても残業代請求しないとか
  • 金が欲しい開発者ならGoogleにでも行け
    • 熱意があるやつが欲しいそうな
  • 給料が高すぎるとよくないから(全社員共通の)上限がある
    • ちなみに上限はAmazonのオファーより1万5千ユーロほど低かった
    • そして上限を上げるつもりはないらしい(といわれた)
  • オファーを比較して自分の市場価値を探るのは好きではない
    • 自分もやってたけど意味無いってさ
    • 比較せずさっさと受けろという意味だとは思うけど
経営者の視点というか、これだけ見るとブラック企業(違法企業)にしか見えないが、条件自体はそこまで悪くない。ただ、3年で給料の上限にぶちあたる可能性(4%の昇給があったとして)があるのでよくもない。面白い話として、その会社の社員の一人は週末にプログラミングの講師をしているそうだ。っで、もし給料が今の倍、もしくはGoogleに準ずるレベルだったらその彼は週末を遊んで過ごすだろう、とも。個人的にこの話で何を説得したかはさっぱり分からないけど、僕の意見としては:
  • 副業をしなければいけないほど給料が安い
  • そうでないのなら、Google並みの給料もらってもやってると思う
というもの。言わなかったけど。面白い意見だなぁと思ったけど、個人的には萎える意見の類ではある。

もう一つ別に引っかかったのは、「半年もすれば会社で一番の開発者になれる可能性がある」というもの。職場で勉強しようとかそういう気持ちはないんだけど、お山の大将になるつもりもなくて、「全力で追いかけても追いつけない」くらいの人がいる職場の方がいいんだけどなぁ、とか。たった一文の中で矛盾する二つの意見があるというのは置いておいて。同じ条件なら後者を選ぶという程度ではあるが。最先端を常に追いかけてるテック企業といってる割には、僕程度が半年で頂点に立てるレベルというのも今一矛盾しているような。

ここからは個人的な被雇用者としてあり方なんだけど:
  • 労働を提供する対価を雇用者に求めている
  • 仕事のやりがいと称して対価を下げる行為を嫌っている
  • 対価に勝る評価方法はない
  • 僕の労働をより評価してくれる雇用者に容易に移る
要するに、金ですよ。日本で働くことはすごく辛かったけど、一つだけ同意した言葉が今でもある。それが「金に勝る評価方法ない」というもの。どれだけ口で感謝されてもそれでは生きていけないのですよ、ワ○ミの社員ではないんで。もちろん、僕は僕とて市場価値を上げるように努力しているつもりではいるが。まぁ、プログラム書くこと(もしくはそれに関わること、論文読むとか)=趣味なので努力とは違う気もしないでもないが(それだけでは年齢的にも頭打ちな感じがしないでもないところが辛いところ、かといってこれという何かもないけど)。

会社自体は創業20何年だけどオーナーが変わったのが去年らしく、どうにもスタートアップ的なのか体育会系的なのか分からないが妙にこう会社に尽くす人が欲しい的な雰囲気を前面に押し出す感があった(体育会系じゃないスタートアップに失礼か?)。来週までに辞意を今の会社に告げないと開始時期が9月になるという時期でもあるので、オファー出したら即日もしくは週末を挟んでの月曜日に返事が欲しいとか(流石にもう少し待ってもらうことになったけど)すごい勢いで急かされた感もある。

来週の面接の出来次第かなぁ。条件自体は今より多少上がるし。

絶賛転職活動中なので興味があれば声をかけていただけると嬉しいです。オランダでの勤務もしくは完全リモートが絶対条件だけど。

2015-09-11

Problem of hop on hop off projects

Hop on hop off projects is the term I made. This means you join a project in short term, then join other project in short term, like hop on hop off tour buses. (I just don't know any word describes such a style of driving project, drifting?)

I'm currently working with kind of scrum environment. Why kinda? It's because sprint period is rather longer than usual (4-5 weeks) and no standup meeting. The same part is that each sprint I get new task(s). By now, the tasks I've got assigned were not really related so each time I need to look into something I don't know (of course product specific thing). Thus hop on hop off projects.

It might be only me but if I don't have long term commitment of a project, then I lose interest and start writing crappy code. This is because I start thinking that "I would move to next something I don't know anyway why should I write maintanable code?". Probably, I don't feel any responsibility to the code I'll never see in future. (Plus, the current code base is really pile of shit, I don't want to swin into that. Too risky...)

What happen if I'm such a state? For example:
  • Start using copy&paste instead of extracting common use-case somewhere usable place.
  • Using magic number/string as everybody is doing.
  • No tests (well, I don't think there's a culture writing a test in this company...)
These are happening right now. Of cource I know I'm not doing right but risk is too high if I touch/refactor something without tests. I do what I suppose to do but I'm not those highly motivated people so I don't much care as long as I don't see it anymore.

The funny thing about this is that my company is actually developing one product however they don't assign to the same project (so far) or don't have long term assignment. Each task must be done at most a month. I understand that's the basic idea of scrum. But by now, I can only see the greate failure, such as:
  • Wrongly abstracted classes
  • No tests
  • Copy&pasted code
  • Only few people know the structure of code/architecture
  • No refactoring (of cource, there's no efficient tests!)
  • etc.
I'm such a lazy person so I'd write as maintanable as possible if I need to maintain the code. But if I don't have to, this laziness seems to take into horribly.
Or maybe I'm considered as one of useless developers so they don't want me to do anything but piling crap. That's fine by me, as long as they pay my salary.

2015-08-17

プログラミングにおける公私

駄文

高校で物理の教師が担任だったときに「数学に疲れたら国語を勉強して気分転換して、一日10時間勉強する」とか言われた記憶がある。勉強すること自体に疲れるのにどうやって別科目をやって気分転換するんだ?と疑問に思ったことがある。あれから15年ちょっとなんとなくあの教師の言っていたことが分かった気がする(遅い)。

僕の職業はプログラマで趣味(の一つ)もプログラミングである。職場で書くコードは大なり小なり制約があり思い通りに書くことはできない。言語の制約だったり(Java辛い)、積みあがった糞を崩したくないという精神的枷であったり、あんまり深く追求したくないという己の弱さだったりとまぁいろいろだ。例えば今の職場は、ユニットテストを書く習慣があんまりないかつテスト自体を書くのが驚くほど辛いので既存のコードを弄るのが怖いという個人的には致命的な枷があり、コードを書くのが辛いのである。(そんな環境を変えるという選択肢もあるかもしれないが、そこまで会社に思い入れはない+現状を変えたくないのに権力を持った人がいるので戦ってまで変える気もない。給料分だけ働きます状態。)

そんな状況でコードを書いているといろいろとストレスがたまる。特に現状を変えないように無理やりAPIに切り出す作業とか個人的に大分辛い。そうすると趣味で書いてるプログラムで思いっきり変更加えてストレスを発散しているのである。まさに「プログラミングでプログラミングの疲れを取る」という傍から見たら意味不明なことをしているわけだ。

プログラミングの一つの醍醐味として、自分の思ったとおりのプログラムを作ることができる(可能性がある)というのがあると思っていて、それは例えばパズルのピースがぴったりはまるような感覚で上手く抽象化できたとか、本来なら1000行くらい書く必要があるものを100行まで圧縮できたとか(マクロ中毒)、形は違えど思い通りになる感覚がいいのである。個人的にはこれが得られないとストレスになるらしく、どうしようもなくコピペが要るとか、あまりに酷いコードだけどテストがないから直せないとか、仕事で書くコードはそういったものが趣味で書くものより多いみたいである。

自分が書くコードがきれいとか上手いこといっているとは思わないし思えないが、それでも思い通りに書き換えることができる(もちろん動作は変えないで)というのはやはりストレスを発散することができるようである。特に不要なコードをばっさり削ったときの爽快感は一度味わうと止められない。趣味のプログラミングで気分転換をするときは何かしらがごそっと変わっている可能性がある。いいか悪いかは言及しないことにする。

取り留めなく終わり。

2015-08-10

手抜き力

最近日常的に割りと限界まで自分ができることを詰め込んでいるのではないかということに気づいたのと、それだとまずいなぁと思ったので自戒を込めたポエム。

一生懸命という言葉がある。元々は一所懸命という言葉だったのが、どこかで間違って一生懸命となったらしい(要出展)。僕は人生是すちゃらかをモットーにしているのだが、どうも何かを頼まれたりやろうと思ったりすると加減というものが効かない性分でもあるらしい。頼まれたら確実に不可能でない限り引き受けるだろうし、やると決めたら割ととことんやるので大抵どこかで息切れをする。これらのことが期限付きもしくはゴール付きのことであれば終わりがあるのである程度大丈夫なのだが、無期限もしくは終わりがないものだと問題になる。

例えば100m走を思い浮かべればどんなことかイメージしやすいだろう。100m走であれば、100m全力で走った後は失速しようが血を吐いて倒れようが目的は果たしたのでそれ以上に何かを求められることはない。それがマラソンだったらどうだろうか?100m走って止まってもまだ終わっていない。残り42.095km走らなければならないのだ。

話を一生懸命に戻してみよう。一生を懸命に生きる、すばらしい言葉だと思う。でも人生を80年と考えて常に全力疾走できるだろうか?残念ながら僕のような凡人には無理である。30数年生きたが24時間365日の内5割は手抜きして生きてきたと思う。それがここにきて手抜きの割合が多少減ってきたのである。別に大したことではない。例えば掃除を隅々までやるとか、毎日3食作るとか、そういった日常的なことの積み重ねで手を抜かなくなってきているのである。もちろん趣味の範囲とかもそれなりに拡大しているし、最近だと書類を集めるのに奔走したりとかいろいろある。

単に年を取って体力が衰えただけともいえるかもしれない。しかし、それであればより現状の自分の限界を確かに見極める必要がある。朝起きて、朝食作って掃除して買出ししてジムに行ったら15時くらいなんだけど、もう体力がないとかになってしまうと、何かあったときに全く動けない(割と切実)。

完全に自業自得なこと書いてるんだけど、ここ数週間ちょっといろいろあって上記の何かあった状態になっているのだが、ジムに行くのをキャンセルしても何かあったの何かが帳消しするぐらいに体力を持っていくので一つ一つのタスクを手抜きしないと倒れる状態になってたりする。しかも、この何かは無期限に続く系のものなのでふとこんなことを書いてたりする。若いのは精神年齢のみであるので肉体年齢相応にしないとという自戒。

2015-07-27

語学学習

ふとしたことから新しい言語を学ぶことについて議論をしたのだが、そこからなんとなく自分の中の言語感覚が分かったような気がするのでメモ。単なる駄文。

言語間の距離


日本語は欧州で話される言語から見ると最も遠いところにある言語の一つである。(参照: Language Difficulty Ranking - Effective Language Learning) これはどうしようもない事実なので受け入れるしかない。思えば中学で初めて英語に触れたときに、日本語との類似点を見出せずとにかく意味不明なものであった記憶がある。ELT(今はALTか?)で来てたアメリカ人(だったはず)に「英語好きか?」と
聞かれて「パズルみたいだから、好きだ」と答えたのだが、答えられた方は意味が分からないという顔をしていた気がする。それくらい意思疎通の道具ではなく、何かしらクイズみたいなものだったということである。

オランダではオランダ語が話されているというのはある意味当たり前で、6年も住んでいれば多少は喋れる、理解できるようにはなるのだが(もちろんそれなりには勉強しているが)、僕の中のオランダ語は基本的にオランダ語との距離が近い英語をベースにしている。英語とオランダ語の間は割りと一対一の関係に近い。それとは逆に日本語と英語の間には言語間の意味を言語ではなくイメージで捉えるような抽象的な層があるように思われる。これら3つの言語の関係を図にするとこんな感じになる。
  +-----------------+
  |                 |
  |     Dutch       \
  |                 |\
  +-------++--------+ \
          ||           \
          ||            \                     .........
          ||             \               ...........   ......
          ||              \         .....                 ...
          ||               \    .....                       ...
  +-------++--------+       \ ...                             ..             +-----------------+
  |                 +--------..                                  ..----------+                 |
  |    English      +------..      Abstract language layer        ..---------+    Japanese     |
  |                 +------.                                       ..--------+                 |
  +-----------------+      ..                                      .         +-----------------+
                             ..                                   ..
                               ...                          ......
                                   ..         .. ............
                                     ................
線が多い方が密に繋がっているとする。日本語と英語の繋がりは(例外もあるけど)大体言語ではない何かで繋がっている感じ。なので英語で話してるときは日本語で考えることが辛い。逆もまた叱り。逆にオランダ語は抽象空間を経由しないので割りと簡単に英蘭をスイッチできる。言語間の距離が離れている言語を学習する際はこの違いを吸収する層の構築が重要になるのではないかと思っている。

オランダ語話者から見た英語


そこまで具体的に聞いたわけではないのだが、オランダ語を母語とする人からみた英語というのは母語+α(下手するとマイナスα)くらいの感覚のようである。学校で一応文法や英語の文章がどのように構築されているかとかやるらしいのだが、学校でやったら後は忘れても問題ないくらいで細かいことは気にしなくても喋れるようだ。人の頭の中は覗けないので実際のところはどうかは分からないが、おそらくこれくらいの勢いで繋がっているのであろう。
  +-----------------+
  |                 |
  |     Dutch       |
  |                 |
  +----+++++++++----+
       |||||||||
       |||||||||
       |||||||||
       |||||||||
       |||||||||
  +----+++++++++----+
  |                 +
  |    English      +
  |                 +
  +-----------------+
方言とまでは行かないが、かなり近い言語であることは間違いないのでここまでではないにしろ英語を話せるオランダ人の中ではこれくらい近いものではないだろうか。なんともうらやましい限りである。

オランダでは(多分欧州の多くの国では)高校卒業までに少なくとも2ヶ国語を学ぶのだが(オランダでは英語とフランス語かドイツ語)、どちらの言語も日本語に比べればはるかに近い、それこそ限りなく0に近いレベルなので(言いすぎだが)上記の図の近くにもう一つ言語が追加されるレベルのものだろう。

オランダ語話者から見た日本語


実はこれが本題。当然だがオランダ語と日本語にはほとんど類似点はない。文法、発音、動詞の格変化挙げればキリがないが、本当に何一つない。まぁ、これは英語でもいえることではあるが。これくらい何もないと学習するさいの取っ掛かりがないように思える。平面に点が2つあるだけとかそんなレベル近い気がする。(これは憶測だが)それまで言語学習といえば母語と紐付けて考えることができたものが、いきなり手探りになるので近寄りがたい感じになるのではないだろうか?

個人的には一度抽象化の層を構築してしまうとなんとなく他の言語を学習するコストが下がる気がしないでもない。もちろん発音とか聞き取りとかは物理的な問題があるのでそれなりに時間がかかるが、頭の中の切り替えは大体同じようにできる気がしている。

なんでこんなことを思ったかというと、日本語を話したい言ってはいるがこの取っ掛かりのなさに絶望気味になっているという話しを聞いたのだ。僕はこの絶望も20年前に味わっている+義務教育という性質上克服する以外に逃げ場はなかったのでなんとなくなんとかなってしまったという。ひょっとしたら言語の距離というのは一度克服してしまうと後は楽になるのではないのかなぁ、と思ったのであった。オチなし。

2015-03-05

Amazon面接記

1月の終わりから3月の初めまでの面接記。誰かの参考になるといいなぁ。

1月中旬、AmazonリクルータからLinkedIn経由でAmazon欧州採用イベントのメールを受け取る。このときは「まぁ、どうせ1000通以上送ったメールの一つだろう」くらいな気持ちで、興味があるという旨だけ3行くらいで返す。

同1月。そのリクルータの上司(?)からコーディングテストがあるから受けろといわれる。内容は、ストリームから文字列トークンの切り出し+αの問題と、配列操作+αの問題の2問。46時中プログラムを書いていればそんなに難しい問題ではないと思う。時間制限1時間(最長90分)の制限があった。2問目が難しいという脅しを受けていたのだが、40分で完了。(今イベント最速だったらしい) 今回は欧州採用イベントということで、コーディングテストが先だったらしい。よく知らん。

しばらく間があいて、すっかり忘れていたころにMixerイベントと面接の3月。メールの内容に寄れば2月中にアメリカから電話がかかってきて、面接でどんなことが聞かれるとかのヒントがあるとかないとかだったのだが、それはなかった。(これがなかったので、2月の間はマジで頭から抜けてたという話もある)

っで、面接。ここからは記憶がまだ新しいので多少詳しく書く。

面接は1対1、45分を4回。これを半日で行う。正直かなりの苦行だった。面接官は1日8回x3日なので頭が融けるんじゃないかな?ちなみに、面接官はTPM(Technical Programme Manager)かSDE(Software Development Engineer)のどちらか。内容はテクニカルなこと一辺倒。

最初の面接。データベースモデルの話。既存のテーブルモデルを拡張して新機能を入れたい。どんな風に設計する?という感じのもの。最初に大まかなアイデアを出して、面接官が突っ込んで、修正を入れてという形式だった。正直あれでよかったのかは自信ない。その後に今までのプロジェクトでイニシアチブを取って何かをしたことがあれば教えてくれみたいな質問。普通に答える。

次の面接。Amazonのシステムの一部がクラックされた上にチームの開発者も消された、しかもサーバのバックアップも燃えた(どんな状況だ?) 。そこで新たに雇われた君にそのシステムを設計してほしい。どのような手順でやるかを列挙した後に、細かい部分の説明をしてもらう。割と意味不明な状況だなぁと思いながら、要は上から下まで全体像を描けるかというものだと理解してそんな感じで答える。最後に本番用サーバ台数が不明だけど、どれくらい要る?という質問があったが、
毎秒のリクエストと1リクエストにかかる時間、さらに要求レスポンスから適当に割り出す。1リクエスト200msと適当に仮定してしまったのでサーバが1000台いるとかになって、流石にこれはありえんなぁと思いつつ。残りの時間は、締め切りとプロジェクト要求のプライオリティについての質問。まぁ、これも普通に答える。

3つ目の面接。コーディングテストその1。プロダクト、顧客及びその画面が見られた回数を保持するクラスのリストを、k個の顧客毎に最も多く参照されたプロダクトを保持するクラスのリストに変換するというお題(日本語むずい)。最初は優先度付きキューを使ってO(n*nlogn)で解こうとしたのだが、kはランダムなあんまり大きくない数字といわれたので、普通にバッファ持たせてO(nk)で解いた。リスト処理のお題をSchemerに出しては駄目だなという感じで、ささっと解法説明。んで、紙の上にコーディング(これに30分くらいかかった)。 終わった後に最初の面接と同じ質問。まぁ、定型文ですよね。

4つ目の面接。コーディングテストその2+システムデザイン。コーディングテストは配列の要素間の最大差を求める問題。愚直にやるとO(n^2)かかるけど、O(n)の解法を見つけられるかというもの。多少頭をひねってなんとかひねり出す(この段階では既に頭がまともに働かなかった)。システムデザインはある機能を実装するのにどんなコンポーネントを使ってどのようなシステムを構築するかというもの。正直こんなハイレベル(上流?)の設計はしたことがないのでしどろもどろ。正直にやったことねぇっすとゲロる。っで、2つ目の面接と同じ質問と今までで最も誇れる成果は何?という質問。仕事の成果なんて覚えていないので、Sagittariusのことをここぞとばかりに出してみた。興味を引いたらしいw

んで、結果。受かったw
それなりに経験積んでて、46時中プログラミングしてればいけるっぽい。正直なんで受かったのかは謎だが、こんな僕でもそこそこいけてるプログラマを自負してもいいだろうか?

2015-01-23

味園ユニバース(La La La at Rock Bottom)

ロッテルダムでやっている国際映画フェスティバルで日本語の映画がやるということで、同僚(もうすぐ元になるが)と映画を見に行った。詳細はこちら(オランダ語):味園ユニバース(La La La at Rock Bottom)

以下はネタばれを含むので見てない方、これから見ようと思っている方は読まない方がいいかも。

2014-12-31

Reviewing 2014

I usually write this things in Japanese but I've heard couple of times that I'm writing cryptogram language so just decided to write in common language, in this case English (well writing in Dutch is still too hard for me...)

Describing 2014 in one word, then it would be change. It's not taken from what the US president said. I think I started taking challenges at some point, probably in March or April, then the changes started happen.

[Private]
I don't write a lot in this topic but just some for my memo.
  • Things are moving forward (not sure if it's good way or not, yet).
  • I've had my shoulder dislocated. It was my very first time in lifetime (ouch!)
  • Leaving current job.
  • Went to Japan twice a year. (Congrats my friend, be happy!)
    • I need to send pics and videos. Oh gosh, totally forgot about it...
  • Went to Washington D.C.
  • Became level 8 Schemer. (See Scheme section)
[Scheme]
I've joined LISP Library 365 to introduce SRFIs.I wrote only 3 times a month so there was no way to write introduction for all SRFIs (in the end it ended up to SRFI-42 except the last one). Not sure if there is a person thought that's useful though...

I've submitted a paper for Scheme Workshop 2014 and accepted in October. So I went to Washington D.C. to make the presentation. I struggled writing the paper but it worth it. (thought I'm not sure if I want to do it again because I'm not good at writing...) Now, I'm a level 8 Schemer :) (although, I still think call/cc is difficult and avoid to use...)

I've made R6RS portable library json-tools and R7RS portable PostgreSQL binding. I thought json-tools was made last year (2013) but it was this year. At some point, time doesn't fly. Unfortunately, they are not needed by anybody (even including me by now but I can't predict the future). Writing portable libraries actually doesn't make my day but sometimes it's good to do it to see how much Scheme can do. Some people say it's only for educational purpose which I totally disagree. It just doesn't have enough of useful portable libraries.

I could release Sagittarius monthly this year (except December, I was a bit too busy). As always, I can't remember how it was in the beginning of the year. I'm not yet satisfied it so it will evolve next year. These are the things I want:
  • Better performance
    • It's not slow but not fast enough for me
  • Debugging utilities
    • I want to stop doing print debug
  • More libraries
    • It even doesn't have a library handling cookies, geez
  • R7RS-large support
    • Currently all R7RS-large libraries are supported
It's all basic things but no priority nor promise. Unfortunately, Sagittarius is not a popular Scheme implementation so I hardly get any feedback. So it's hard to see what's missing for other users. Above items are just what I want and may not for what users want. Plus, I often change my mind :)

In these couple of years, it feels one year is forever long. This is probably because I'm doing a lot of things. I wish 2015 will also be forever long year.

2014-11-21

Washington D.C. 四日目

四日目も観光。

なぜかiPhoneの写真用ディレクトリがWindowsから見えないので写真はなし・・・なんだこれ?

2日目にワシントンモニュメント+ダウンタウンを攻めたので、4日目はペンタゴン方面を攻めてみようという感じで移動。基本的に徒歩でいける圏内なので歩いて。

途中でNational Cemeteryがあり中に入れるっぽかったので入ってみる。墓場だけで観光地でもあるらしい。よく分からん。中にはArlington Houseなるものがあり市民戦争辺りの歴史等があったりした。

さらに墓場の奥地にすすむと、無名兵士の墓(Tomb of the Unknown Soldier)があり交代時間なのか墓守の兵士の儀式みたいなのが見えた。聖堂みたいなものもあり、中には各国からの贈呈品が展示されていた。なんか見たことある菊の紋があるなぁと思ったら、日本からのものであった。2013年に安倍総理から送られたものみたいである。

墓場からでると割と目の前くらいにペンタゴンがあった。まぁ、ぶっちゃけあるだけで中に入れるわけでもないし、写真撮影すら許可されていないので特に何もなく終了・・・

ここからなら向こう岸(ワシントンDC)に行くための橋が近いので頑張って歩いてみることにした。メトロ使ってもよかったんだけど、歩いた方がいろいろ見えるから好きなのである。ちなみにここまででおよそ4時間くらい経っていて足がかなり痛かったということは記しておくw

橋を渡るとリンカーンの記念講堂(?)に着く。2日目にも来ているので適当に流しておしまい。その後US Capitalまで歩きつつ、途中の博物館に寄ったりしてみた。

ここまでで8時間くらい歩き詰めだったのでそろそろ足が限界になりホテルに帰る。ホテルに戻ったら部屋にクッキーモンスターが来たらしく、クッキーが置いてあった。やつはクッキーを食べる方じゃなかったかなぁ?という疑問はとりあえず置いておくことにし、紅茶とともにクッキーを食べる。サイズがデカイ上にチョコレートが甘ったるかったので、一枚食べるのが限界であった。

2014-11-19

Washington D.C.二日目

2日目は観光。(Clojure/conjには出ないので4日目も観光の予定)

オランダのATMカードが使えなかったり、クレジットカードのPINコードを覚えていなかったりといろいろトラブルがある中とりあえず観光を決行。滞在先ホテルがあるArlingtonからダウンタウンまでは徒歩でいける距離なんだけど明日のことを考えてメトロを使ってみることにした。野生の勘でRosslyn駅までたどり着き(よく行けたなぁ自分とマジで感心)、farecardという使い捨てチャージ切符をとりあえず片道でMetroCentreまでいければいいかなぁと思い$3分だけ購入。ワシントンのメトロは面白いことに時間帯によって料金が変わるらしい。通勤ラッシュ時のようなピーク時の方が料金が高くなるというのはなかなか面白いなぁと思う。

MetroCentre駅で降りて、とりあえず映画で有名なあの塔に向かおうと駅前にあった地図を覗き込む。手元に地図は一応あるのだが、習慣的にベストエフォート方式を採用しているので。そうしたら、駅にいた観光ガイド(?)のお姉ちゃんにどこに行きたいのか聞かれて、「映画で有名な塔」と言ってみたら「ワシントンモニュメント」という名前が判明した。名前あるんだ。

ワシントンの街並みはそんなに人ごみも多くなく、こまごまとしてもいず、なんというか個人的には好きな街並みである。
特に何も考えずワシントンモニュメントまで歩き、到着。この塔がある公園がまた広い。いくつかの角度から写真を撮ったのだが、プールが写ってるやつと池が移ってるやつがお気に入り。

 この公園には¢1コインにあるあの建物もある。

ちなみに、リンカーンの像の前に立っている人は知らない人である。どくのを待つのも面倒だったのでそのまま写真に撮ってやったw 全くの偶然だがそれなりに絵になっているのでまぁいいや。

その後ぐるっとまたモニュメントまで戻りホワイトハウスを眺める。(先に行けばいいものを的なあれをやらかしたともいう。)
オバマ大統領は残念ながら見えなかったw ただ今日はやたらパトカーが政府高官か他国外交官かの車を先導していたので、ひょっとしたらチャンスがマジであったかもしれない。(どうでもいいが、そういう人たちはパトカーによる交通ルール無視が行われるということを知った今日)

旅の醍醐味といえばその土地のB級グルメだと勝手に思っているので、ストリートフードを食べてみた。いくつか種類があったが、米が食べたかったのでチキンビルヤーニにしてみた。
ほうれん草とチーズ(モッツァレラに近いチーズだった)にヒヨコマメの何かしらが付いてる。レンテ豆(和名知らん)、ほうれん草とヒヨコマメの3つのうちから2つ選べといわれたので選んだのだが、正直ほうれん草はあまり美味しくなかった。っというか、味がなかった。塩くらい振ってほしい・・・

この後中華街を軽く見て、ダウンタウンの南端くらいを歩きホテルに戻った。

明日のリハーサルを軽くしてみたら10分で終わってしまう内容だということに気づいてあわててスライドを足しているところだったりする・・・

2014-11-18

Washington D.C.初日

Scheme Workshop2014に出るためにワシントンDCに来ているのだが、せっかくなのでブログに何か残しておくことにする。

初日はSchiphol空港から始まる。飛行機に乗る際は大体前日にチェックインしているのだが、今回はなぜかネットでチェックインができなかった。仕方がないので3時間前に空港に到着してチェックインを試みる。っが、なぜか拒否られる。E-ticketに記載されている航空会社はLufthansaなので当然そこの窓口にあるマシンで行っていた。数回試しても怒られるので、仕方なくその辺にいた係りのお姉ちゃんに聞いてみることに。以下は大体の会話(原文オランダ語)

僕「チェックインできないんだけと?」
お姉ちゃん「パスポート見せて。最初の乗り継ぎはどこ?」
僕「ワシントン」
お姉ちゃん「だから、最初の乗り継ぎ空港は?」
僕「直行便なんだけど」
お姉ちゃん「直行便?ちょっと待って」

その結果、チケットはLufthansaなんだけどUnitedに行けといわれる。正直意味不明であった。正直フライトそのものがキャンセルされたのかなぁと不安になっていたので多少安堵した部分もあるはあった。しかし、意味不明なチケットを売るのはやめてほしいところである。帰りが不安だなぁ・・・

その後米国に行くのに必須な異様に厳しいセキュリティ等を終えて無事に飛行機に乗る。飛行機の中で3列シート独占だったのがアメリカサイズのおっさんが移動してきてがっかりしたとか、アメリカ国籍なんだけどえらく英語に不自由なおばさんとかに話しかけられたとかは別の話。

Dulles国際空港について入国した後(まぁここもいろいろあったが割愛)ホテルまで移動。ちょっとしたミスで手元のiPhoneがスタンドアローンになってしまったので(SIMロックされた・・・)バス等が調べられずShared vanで移動になってしまった。$29はちと高い気もするが、ホテルの目の前まで送ってくれたのでよしとしよう。

ホテルは4泊で$900近く取られることもあり(狙っていたホテルはクレジットカードが間に合わず予約できなかった・・・半額くらいだったのに・・・)、かなりいい感じである。リビング、キッチンがありベッドルームもかなり広め。こんな感じ。
iPhone6のパノラマ機能で撮影したやつ。これがリビングルーム。左奥がキッチンで右奥がベッドルーム。

これはアメリカだからなのかワシントンだからなのかそれともこのホテル特有なのかは分からないのだが、水が臭う。カルキ臭いようななんかそんな感じ。水道水は飲まない方がいいかもしれない。

初日は特になんの散策もせず終了。軽く時差ぼけになっているのが辛いところである。