まだ使用としているだけだが、とりあえずChibi Schemeのsyntax-rulesが動いた。
以前書いた問題は意外と簡単で(といっても、実装の核にかかわる部分の違いだったので判明するのに少し時間がかかったが)、identifier?の判別の差だった。
Chibi Schemeではidentifier?はsymbolもしくはsyntactic-closureのどちらかも満たすものなのだが、僕の実装系にsyntactic-closureはない。またidentifier自体が一つのScheme型として存在してるので、渡された生S式から取り出したものと、renameされてidentifierに変換されたものとの比較が上手くいってなかった。
とりあえず、compare関数に渡す際にすべてrenameすることにしたが、多分これはcompare関数自体を変更した方がよさそう。現状だと単にeq?で比較なので、symbolとidentifierの比較は確実に偽になる、でもそれだと不便すぎる気がするので、わたってきた値がsymbolとidentifierの混在だったらrenameしてから比較した方がいい気がする。
この実装のいいところ(?)は(おそらく、まだ全部試してないので)srfi 46をデフォルトで実装しているところだと思う。でも、組み込んであるGauche由来のsyntax-rulesに比べるとすごく遅い。おそらく、希望的観測だが、コンパイルが遅いのだと思う。展開は速いと信じたい。(明日試す)
何とか高速化できたら、組み込みのsyntax-rulesをやめてこっちを採用したい。特に意味はないが、組み込みのマクロはer-macro-transformerだけで、残りはライブラリという位置づけにしたい。
問題は、今のところマクロはCに書き出すことができないところか。多分できなくもないんだろけど、やるなら、ちょっと(大分)考えないと。
これを足がかりにsyntax-caseが実装できたら、後は必要なライブラリをそろえるだけ。バージョン0.0.1のリリースも近いか。
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