今回のリリースはマイナーバージョンアップリリースです。大きな変更点は以下、
- R6RS準拠度(マクロ周り)の改善
- R7RS small (draft 8)の要求仕様への準拠
- datum->syntaxが与えられたテンプレート識別子を解決しない不具合が修正されました。
- 深くネストしたリストを出力するとSEGVを起こしていた不具合が修正されました。
- import句でのforキーワードが無視されていた不具合が修正されました。
- ただし、run、expandなどのフェーズ指定句は従来どおり無視されます。
- let-syntax及びletrec-syntaxがR6RSモードでスコープを作っていた不具合が修正されました。
- カスタムコーデックがtranscoded-portで使用できない不具合が修正されました。
- path-map及びpath-for-eachに:all #fを渡した際に処理が終わらない不具合が修正されました。
- bytevector-u64-set!及びbytevector-s64-set!が値を正しくセットしない不具合が修正されました。
- port-eof?がカスタムポートに対して使用できない不具合が修正されました。
- random-integerが与えられたサイズと同じ値を返すことがある不具合が修正されました。
- (eqv? 0.0+0.0i 0.0-0.0i)が#tを返す不具合が修正されました。
- マクロのR6RS準拠度が大幅に改善されました。
- リーダマクロがファイル単位からポート単位に変更になりました。
- 4096文字を超える文字列の読み取りが可能になりました。
- Debian Linuxがサポートされました。
- SRFI-25及びSRFI-78が追加されました。
- ただしSRFI-78はcheck-ecがR6RSモードでは動きません。
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