でも、いろいろ追加しちゃったからそろそろ0.1.3のリリース時期かなぁとか思いつつ。
0.1.3で追加される機能
* Cryptographicライブラリ
* 上記の付属する数学ライブラリ(ハッシュ関数とか、乱数とか)
* REPL
* lalrパーサージェネレータ
* ASN.1ライブラリ
(FFIって前回のリリースだったかな?)
最後のASN.1ライブラリができて、PKCS#1 v1.5パディングがRSAの署名と検証に追加できたらリリース予定。それまでにドキュメントが間に合えばそれも・・・
(多分無理-_-)
REPLを除いたライブラリはすべてSagittariusでしか動かないという素敵仕様(なのか?)。他の処理系との互換性なんてまったく考えなくなってきた。やべぇ。なにしろGauche由来のキーワードを使用したdefine(define-with-keyとして(sagittarius control)ライブラリで提供)が便利すぎて、ちょっと手放せない。こいつのおかげである処理の振る舞いを変更することが明示的かつ簡便に行えるので正直互換性を失っても有り余る便利さ。
(まぁ、他の処理系で何か書いているわけではないので、そんなこと言うのかもしれないが。自分用だしいいよね?)
以前書いたsyntax-caseの問題は0.2.0以降に先送りの方向にしている。自分で使う分には問題にならないし。
ちょっと先取り0.1.3
暗号ライブラリの部分を先取り。気に入ったら使ってくださいという宣伝。DES、DES3、RSA辺りはまじめにテストしてあるけど、AESとかは未テスト。仕事で使わないんだもん。
(import (crypto) (sagittarius control)) (define des-key (string->utf8 "8bytekey")) ;; DES鍵は8バイト (define des-cipher (cipher DES des-key :mode MODE_CBC :iv (make-bytevector 8 0))) ;; :ivはCBCモードでは必須 ;; その他:padder :rounds :ctr-modeがキーワードとしてある。必要になりそうなのは:padderとMODE_CTRを指定した際の:ctr-modeかな。 (let1 enc (encrypt des-cipher (string->utf8 "test message")) ;; encは上記のDES鍵で暗号化されたbytevector (display (utf8->string (decrypt des-cipher enc))))こんな感じで使える。cipherが使いまわせるのはJavaと同じ感じにしたため。一度作成すると鍵の交換が現在できないけど、必要そうなら入れるかも。
共通鍵方式の暗号化はほぼlibtomcryptの機能なので、他の暗号方式でもよほどOKだと思う。
RSAも上記と同じAPIで指定するキーワードが少し違う。RSAでは鍵の生成も可能(共通鍵の方は用意してない)。問題は1024ビットの鍵を生成すると30秒くらいかかることか。(もちろんマシンスペックによるが)。
この辺は上記のASN.1ライブラリができたら保存と読み込みをサポートする予定。
暗号ライブラリがどれほどの需要があるかは分からないが、僕は年がら年中使うのですごく有用。DES3(DESede)はちょいちょい使ってるし。
仕事で使う使い捨てのスクリプトがSagittariusでかかれるようになってきてるなぁ、いいことだ。
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