Syntax highlighter

2013-03-14

脱BoehmGCへの道 実装編(1)

SBCLの保守的世代別GCを参考(*1)に自前GCをちょぼちょぼ実装している。メモリの割付はいけるがGCがうまいこと動いていないのですぐにSEGVる。

とりあえず現状ぶつかっている妙な挙動と実装上のメモ

【実装上のメモ】
  • SBCLではヒープに割り付けられたメモリは*ほぼ*Lispオブジェクトとして扱える
    • 一部違うものもあるっぽいが、少なくとも2ワードはあると断定できるらしい
    • Lispオブジェクトならヘッダーが第一ワードにきて、そいつからサイズも特定できるっぽい
    • さすがにこれは真似できない
  • ↑をなんとかするためにメモリブロック+ヘッダという構造を導入
    • サイズとフォーワードチェック用の構造体
      • フォーワードチェック用に1ビット、残りはファイナライザを詰める
    • アライメントの関係上2ワード取るようにする
    • 32ビットなら8バイトの無駄
    • でも、ファイナライザもいれないといけないしということで妥協
  • スタックの底は頑張ってOSコールで取るようにした
  • データセグメントは_data_startとかで頑張る
    • Windowsはどうしようかね?
    • 前に書いたハックで頑張るか
  • Cygwin上のmmapについて
    • MAP_NORESERVEを指定しないようにした
    • 512MB必要としているので、Cygwinのメモリだとスワップ領域を確保しないときついはず、ということで
【妙な挙動】
主な開発環境はCygwinなので、とりあえずの妙な挙動はCygwinということになる。っで、妙な挙動。

静的領域を取るためにCygwinでは_data_start__系の値を使うのだが、GDB上で見ると正しく取れているように見えるんだけど、実際には意味不明な値が飛んできている。 たとえば、GDB上では開始アドレスは0x6a5a4000となっているんだけど、実際には0x3000とどう見てもアドレスに見えない値が取れている。

追記:
多分メモリ破壊的な何かが起きてる感じである。最初のGCではOKなのに2回目で死んでる。

追記の追記:
単にアホなミスであった。まず自分から疑うべきである・・・

*1 参考=コピペとも言う。コピペプログラマは適当にアジャストするのも得意なのであるw

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