ASSERT failure /home/takashi/projects/sagittarius/src/closure.c:50: SG_CODE_BUILDERP(code)C assertなので、いかんともしがたいやつである。
再現コードはこんな感じ。
;; lib1.scm
(library (lib1)
(export +closures+)
(import (rnrs))
(define (foo e)
(unless (string? e) (assert-violation 'foo "string" e))
(lambda (v) (string=? v e)))
(define +closures+ `(,foo))
)
;; lib2.scm
(library (lib2)
(export bar buz)
(import (rnrs)
(lib1))
(define (bar s) ((buz) s))
(define (buz) (car +closures+))
)
;; test.scm
(import (rnrs) (lib2))
((bar "s") "s")
何が問題化というと、キャッシュと最適化の問題だったりする。Sagittariusではexportされた変数は変更不可能というのを利用して、キャッシュ可能なオブジェクト(文字列、リスト等)を本来なら大域変数の参照になるところを実際に値にするという最適化がなされる。手続きがSchemeで定義されたもの(closure)であればキャッシュ可能なのと、+closure+に束縛されているのがリストなので、コンパイラはこいつを値に置き換える。バグの修正は
CONSTインストラクションに渡されるオブジェクトをチェックするというものになるのだが(こんな感じ)、まだ完全には直っていない模様(くそったれ!)このバグで気づいたのだが、Sagittariusでは手続きの同一性が保証されない。以下のコードは1回目と2回目の実行で結果が異なる。
(import (rnrs) (lib1) (lib2)) (eq? (car +closures+) (buz))個人的にはこれはR6RSなら11.5 Equivalence predicatesにある以下の例の範疇だと思っているのだが、R7RS的には常に
#tを返さないといけなかったはず。
(let ((p (lambda (x) x))) (eq? p p)) ;; unspecified (let ((p (lambda (x) x))) (eqv? p p)) ;; unspecifiedいちおう両方準拠を謳っているから直さないとまずいかねぇ…
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