Syntax highlighter

2016-08-03

WebSocketクライアント

連投の二つ目

なんとなくやる気とか刺激とか取り戻すためにWebsocketのライブラリを書いてみた。WebSocketはRFC6455で定義されているプロトコル(詳細はRFC読むべし)で、実装もそんな大変そうでもないので書いてみた。

書いてる途中でSaitoAtsushiさんの実装の存在を思い出してライブラリの名前を確認したら、(rfc websocket)とまるかぶりだった。Pegasus用のformulaまで書いていただいているのにこのままぶつけるのもなぁと思い確認してみたところ
とのことだったので、遠慮なくぶつけさせていただいた。他の名前の候補としては、(rfc :6455 websocket)とか(rfc websockets)(Cのlibwebsocketsに倣って)とかあったけど、「普通の名前」(RFCの名前)を使うことにした。

簡単な使い方。
(import (rnrs) (rfc websocket))

;; Creates WebSocket object
(define websocket (make-websocket "wss://echo.websocket.org"))

;; Sets event handlers
(websocket-on-open websocket
  (lambda (ws) (display 'CONNECTED) (newline)))
(websocket-on-text-message websocket
  (lambda (ws text) (display text) (newline)))

;; Connects to the server
(websocket-open websocket)

;; Sends a message
(websocket-send websocket "Hello")

;; Close it
(websocket-close websocket)
ユーザーレベルAPIは基本的にWebSocketオブジェクトを返すので、以下のようにも書ける。
(websocket-close 
 (websocket-send 
  (websocket-open 
   (websocket-on-text-message
    (websocket-on-open (make-websocket "wss://echo.websocket.org")
     (lambda (ws) (display 'CONNECTED) (newline)))
    (lambda (ws text) (display text) (newline))))
  "Hello"))
どっちがいいかは好みだろうけど(流石に下のはあまり使わないか?)。ドラフトのまま絶賛放置中(期限切れてるから破棄されてるの?)のWebSocket over HTTP/2にも頑張れば対応できるようにはしてある(プラグイン書くだけ)。

すでにあるライブラリにぶつけにいったということもあり、例外とかかなり頑張って作っている。こんなに例外階層作って、しかも例外ハンドリングをまじめにやったのってたぶん初めてじゃないかなぁ。ライブラリ自体の構成は割とスタンダードで、ユーザーレベルAPI、中間レベルAPI、低レベルAPIという感じになっている。低レベルAPIはサーバー書くときに便利に使え(現状ではサーバーをどうするかあんまり考えていない)、中間レベルは何かしらプログラム的にやるのに、ユーザーレベルはJavaScriptのWebsocketみたいな感じで使える。

作って2日なので、作りこみが足りない部分はあるかもしれないが、簡単なチャットサーバークライアントみたいなのは作れたので紹介してみた。

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