事の発端。
Gambitのベンチマークにboyerというのがあるのだが、これの速度が半端なく遅い。(さらに遅いのにbrowseがあるが、原因は一緒だろう)
あまりの遅さにGaucheの統計情報にGC回数を追加してビルドしたものと比較してみた。
GC回数脅威の320回!!!
(ちなみに、Gaucheは8回くらい)
3桁超えてきたかという感じ。
原因は以前も書いたDisplay closureで、letが連なってかつ外側のletの変数を参照してると作られる。要するに自由変数を解決するための仕組み。
これを毎回作っていたのではメモリによろしくないことが数字で出てしまっているので、なんとかスタックに作れないかなぁと試行錯誤中。
メモ:
- Display closureはインストラクションDISPLAYで作成される。
- DISPLAYは必ずLET_FRAMEの下に現れる。
- letが末尾呼び出しならPOP_LET_FRAMEでフレームは取り除かれる
- 3以外なら、ENTERとLEAVEが呼び出される
- スタック領域に場所を確保し、積み上げた自由変数を移し変える
- 空いた場所にスライドさせる
- POP_LET_FRAMEが呼ばれた際にスタックにあるDisplay closureを移動させ、フレームポインタを移動させる
- LEAVEではDisplay closureが作られていたら除去する必要がある
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