(import (rnrs) (crypto)) (define keypair (generate-key-pair ECDSA :ec-parameter NIST-P-521)) (define msg "this message requires digital signature") (define ec-signer (make-cipher ECDSA (keypair-private keypair))) (define signature (cipher-signature ec-signer (string->utf8 msg))) (define ec-verifier (make-cipher ECDSA (keypair-public keypair))) (cipher-verify ec-verifier (string->utf8 msg) signature) ;; -> #t一応NISTが推奨する楕円曲線パラメータは全部実装してある。テストベクタもあるので、当然テストもしてある。おかげでテスト時間が増大した。処理が重い…SECGが推奨するパラメタも実装しないとなぁと思いつつ割と現状で満足している感もあり、既に随時追加する方向にシフトしつつある。
今となっては笑い話だが、実装している間で一番苦労したのが「正式な仕様を見つけること」だったりする。暗号系に限らず、プロトコルの実装をする際は可能な限り「正式な仕様」(RFCとか)を当たるようにしているのだが、楕円曲線暗号はこれを見つけるのに苦労した。Google先生にお伺いを立てると大抵RFCに当たるんだけど、探した限りだとRFCにはECDSAの拡張はあってもそれ自体がない。まさかWikipediaに書いてあるのをそのまま(実際正しかったんだけど)鵜呑みにするのもなぁと思い探したら、行き着いた先はANSIだったという。最終的にはX9.62でググるのが正解というのに辿り着いた。こういうの知らんと探せんなぁと思った次第。
実はこれを実装してようやくスタートラインに立ったというのが正直なところ。ここからECDH、SSHとTLSにECDSA+ECDHを追加していく予定。まだ先は長いが、今年の抱負なので、今年中に終わればいいだろうくらいな気持ちでいたりはする。
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