Let's start Scheme

2013-08-23

Sagittarius 0.4.8 リリース

Sagittarius Scheme 0.4.8がリリースされました。今回のリリースはメンテナンスリリースです。

修正された不具合
  • bytevector-u8-set!が負のインデックスを受付けかつデータを破壊する不具合が修正されました
  • マクロ展開でlambdaが未束縛エラーになる不具合が修正されました
  • cond-expandがネストした条件を処理できない不具合が修正されました
  • bitwise-ior、bitwise-xor及びbitwise-andが0引数を受け付けない不具合が修正されました
  • write-emv-tlvが長さバイトを正しくエンコードしない不具合が修正されました
改善点
  • bitwise-ior、bitwise-xor、bitwise-and、fxior、fxxor及びfxandのパフォーマンスが改善されました
新たに追加された機能
  • bytevector-split-at*及びbytevector-splicesが(util bytevector)に追加されました
  • SRFI-106がサポートされました
  • CMACライブラリ(rfc cmac)が追加されました
  • c-variableマクロが(sagittarius ffi)に追加されました
  • QNX (BlackBerry 10)環境でのビルドがサポートされました(x86のみ)
  • socket-sendto及びsocket-recvfromが(sagittarius socket)に追加されました
非互換な変更
  • let-syntax及びletrec-syntaxの既定の振る舞いがR6RSのものになりました。R5RS/R7RSの振る舞いにするには#!r7rsをつける必要があります。

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