2011-10-04

脱Display closure

正確には脱ではなく、減ではあるが。

call/ccを速くしようとしていた際に、display closureをletごとに作ると不便が生じることがわかったのでletではスタックを伸ばしてdisplay closureを作らないことにした。
そのおかげで、LET_FRAME, POP_LET_FRAME, DISPLAY, MARKの4命令が不要になり、またSHIFTJの意味合いも変わった。
上記の4命令は元をたどればmoshからもらったものだったので、脱moshともいえるかもしれない。(まぁ、moshにPOP_LET_FRAMEとMARKはなかったのだが)
Display closureをやめたからといって静的リンクにしたわけでもなく、本当にスタックを伸ばした感じ。なので、ちょっとletが深くなるとLREF(20)とか見えるようになった。いいか悪いかはしばらく使ってから確かめる。

この変更のおかげでGambitベンチマークのboyerが2秒から0.6秒まで短縮(Core2Duo 3GHz)。逆にctakは2秒増加という結果になり、call/ccがより重たいものになった(その他call/ccを使わないものは劇的ではないが改善された)。理由はいたって簡単で、ヒープの使用量が減り、スタックの使用量が増えたから。また、let, letrec, receive, 及び名前付letなどのループのコンパイル時間が短縮された(はず)。
call/ccの改善だったのに遅くなったという面を除けば悪くない。

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